SaaSは成功するか

Right Hand PartnerというVCと起業家を取り持つ会社主催のミーティングに参加した。出し物はSaaSに特化して投資を行っているVCによるSaaSの紹介とその後、もう2人の違うVCを含めたパネルだっった。以下はこのミーティングの内容に筆者が加筆したものだ。

1990年代にはASP(Appication Service Provider)が紹介され、筆者もそのうちの数社に取材したことがある。ASPはアプリケーションを自分のデータセンターでホストして、ネットワークを介してカスタマーに提供した。ASPはいつの間にか消滅してしまった。色々な理由が考えられるが、いくつかは次のようなものだ。1)エンタープライズは自社のセンシティブなデータを他の組織が持つことに対する不安感、2)ネットワークで繋ぐので、そのインフラの整備とコスト、3)データセンターでのアプリケーションとカスタマーの場所でのクライアントとのインテグレーションの困難、4)1つのアプリケーションは1つのカスタマーに対応させるため、またそれぞれのカスタマのためにカスタマイズするため、経費が掛かり過ぎた。

さて、Emergence CapitalのBrian JacobsはSaasが可能になって来た状況を説明した。Mooreの法則によりハードが安くなっていった。Mainframeから、Client/Serverそして、安価なサーバーをclusterにされたシステムと変化していった。1人をサポートするコストが大幅に減少した。

VMWareの問題?(Fortune誌の記事から)

VMWareといえば、2003年に$625M(720億円程度)でEMCに買収され、つい今年の8月にたった13%の株式のIPOで$1B(1150億円程度)に迫る資金を得、仮想化市場では85%のシェアを有する成功を絵に書いたような会社である。上場時は$29であった株価も今では$80まで上昇し、その市場評価額は$32B(3兆7千億円程度。ちなみにSunは2兆3千億円程度)そのVMWareですら問題があるようである。この記事はFortune誌のビジネスで権力を持つ女性50人という企画で、VMWareのCEOのDiane Greeneが22位にランクされている。この企画の記事を見ているとアメリカではGlass Ceilingとはいえ、かなりの女性が大手企業のトップや要職についているのに驚く。
(http://money.cnn.com/magazines/fortune/fortune_archive/2007/10/15/100536853/index.htm)

この記事では、Greeneの経歴について述べ、夫であるStanford大学のMendel Rosenblumの研究を商業化するなかでCEOになって行く過程を描いている。当初は海上建築で学位を取ったが、油田開発用のRigに女は乗れないことから、その道を諦めてその後UC BerkeleyでComputer Scienceの学位を取り直し、Tandem, SGIそしてStart-upなどを経てRosenblumのVMWareで働くことになった。そして後は皆が知る大成功となった。

VMWareにとっての問題とは、仮想化技術がコモディティになってしまうこととMicrosoftの追撃である。コモディ化に関しては、現在の80%の収入が高度な機能の販売からなっているので、少々のコモディ化が進んでも問題ではないとGreeneは考えている。MSはまた別の話であるが。。。。。

更に、これらの問題のほか親会社との関係であるとこの記事は続ける。本来start-up企業(ベンチャ企業)が大きな会社に買収されると多額の資金とマーケティングや販路や営業部隊を獲得でき、更にビジネスを発展させることができる。ところが、VMWareの場合、資金はともかくEMCとの関係を大きく宣伝できない、どころか出来るだけEMCとは関わらないようにしている。これは、VMWareの重要なパートナーである、IBM、HP、DELLはEMCとストレッジの分野で競合しているからである。そのため、EMCとの関係は絶対に必要なこと以外は出来るだけ没交渉にしているとのこと。1つの例はEMCの営業部隊はVMWareの製品を売ることができないということで、これにはEMC側もかなり不満があるようだ。ビジネスの舞台で自社製品を売るためにはなんでも利用するのが当然だが、これだけの玉を抱えながらそれを利用できないというのでは一体EMCにとってなんのメリットがあるのかと思うのは当然だろう。

但し、boardの6人のメンバーはGreeneを除けばすべてEMC側の人間だとか。さぞかし、やりにくいだろうと思う。当面は現状維持だが、今後GreeneがVMWareに留まるかは不明で、今年7月の契約更新では1年契約だとのこと。色々とIPOの際の株式の配布率でももめたようだ。記事によると、IPOの前にVMWareの社員全員への株は3710万で、そのうち2.7%がGreeneに当てられた。通常こいう際はCEOでは7-10%が相場とのこと。直ぐに計算をするのもやらしいが、3710万の2.7%のは約100万株。1株$80とすれば、総額$80Mとなる(約92億円)。その他当初の買収の際にEMCの株式を貰っているので、まあ、軽く100億円は超えるだろう。更に、夫であるRosenblumもかなり、金額はおちるにしても、それなりの株式も貰い給料も悪くないだろう。

VMWareの問題というと、オープンソースとMSと良く言われるが、こういった内部事情があるのは面白い。今までのVMWareをまとめてきたGreeneが来年の半ばでもし辞めることがあったら、Rosenblumはどうするか。彼が技術の看板であるし、夫婦といえどもビジネスは別として残るか、それとも今後のEMCの対応によってはどちらも去るようなことがあるのだろうか。これは非常に興味深い。どちらかだけでも去れば、それを追って辞めるVMWareの人もいるだろう。そういう人たちは長い間VMWareにいて、やはり買収とIPOでかなりの収入を得たはずで、EMCからの介入が増加して、もしGreeneかRosenblumが辞めれば、モチベーションを失うだろう。

結局会社は人だから、いくら製品や技術の積み重ねがあっても、それを支えてきた人がいなくなると必ずしも、そのリードは続かない。ううううん。。。ますます、仮想化の市場は混沌としてきた。。。。。

sdforumのモバイルSIG

アメリカからのITニュースの翻訳記事

アメリカのITに特化した出版物の記事の多くは殆ど瞬時に翻訳されて、ウエブで発表される。こちらで、その日に読んだニュースを日本の午後(こちらでは夜)には翻訳されて見ることができる。大部分の重要な記事は殆ど1-2日のうちに翻訳されて、発表される。家内が一時その仕事をしていたので、少しはその業界の話も知っているが。ともかく、翻訳が早い。1時間程度で訳してしまう。記事にはその時点での状況を元にした仮定などがあるので、それなしでしかも、全ての分野の技術的なコンテンツを理解しているわけはないので、時として翻訳としては間違っていないが足らない、何かずれてるという感じを受けることがある。たまに日本で吹き替えのアメリカのTVの番組を見たとき、同時通訳を聞いたときの違和感に繋がるものだ。

ある言語を違う言語に翻訳するということは、非常に困難である。科学や技術の中身の翻訳は比較的問題がなかろう。しかし、IT絡みで比較的フォーマルでない記事の翻訳を読むと何か違和感を感じる。1つには英語と日本語の根本的な違いがあるのかもしれない。良く言われるように、英語は直接的で日本語は間接的だということだ。実際に色々な会合やコンファレンスにでて、スピーカーがどのような雰囲気で話しているか、どのような言葉を使っているかを日本語に訳するとなにやら、フォーマルで礼儀正しく成りすぎて元のニュアンスが消えてしまう。まあ、これは仕方がないのかもしれない。

蛇足:
翻訳・通訳と言えばアメリカの航空会社の飛行機に乗って日本に行く際のアナウンスの翻訳がかなりいい加減なことに気がつく。大体何回も飛んでいれば、飛行時間とか、時差等は分かっているはずであろう。そいいった簡単なことを間違えて訳したり、15と50を聞き間違えたのか、間違えたり初歩的なミスが多すぎる。また翻訳・通訳のためか日本語がおかしいので時々笑ってしまう。まあ、仕方ないのか。。。

desktopの仮想化

サーバーから始まった仮想化は次の段階のデスクトップへと移行し始めている。デスクトップ仮想化に関しては、サーバー側で仮想化された複数のデスクトップのimageからそれぞれのデスクトップに配信する場合とそれぞれのデスクトップを仮想化して複数のOSを立ち上げる方法がある。Qumranet社はKVM(Kernel-based Virtual Machine)ベースのSolid ICEを発表した。これは前者の場合である。XenはXensource社買収後もオープンソースとして残ると宣言されているが、ここに来てオープンソースKVMに注目が集まっている。
「米ベンチャーKVMベースのデスクトップ仮想化技術を発表」
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/foreign/2007/09/26/11225.html

これだけであれば、わざわざここに書くほどのこともないが、最近以下の記事で「どうしてLinuxはデスクトップでは成功しないか。7つの理由」と記事が発表されたことと絡めて論じたい。この記事扱うネタが刺激的な上に、しかも、その論調が「Linuxはおたく(fanboy)過ぎるから。」という刺激的なものだったので、反論が数多く寄せられた。
http://www.informationweek.com/news/showArticle.jhtml;jsessionid=5LDB2LTULFQFYQSNDLRSKHSCJUNN2JVN?articleID=201807072&pgno=5&queryText=
http://www.informationweek.com/blog/main/archives/2007/09/in_debate_over.html;jsessionid=IP4EWDBPAPUAGQSNDLOSKH0CJUNN2JVN?queryText=alexander+wolfe

ところで、7つの理由とは、1)アプリを移植が高額(distroが多すぎるのも問題)、2)Linuxの支持者はおたくすぎ、3)大体OSで金儲けはできない、4)平均的ユーザーからの支持なし、5)MSは箱からだしたら使える、Linuxは簡単かもしれないけれど、6)どのDistroを使ったら良いかわからない、7)GatesやJobsのようなEvangelistがいない。

現時点では62個のコメントがある。それぞれの点についてはこのコメントに任すとしても、確かに、「おたく過ぎる」とか「Distroが多すぎる」とか、「Linusは地味すぎる」とかいうのは当たっているなと思う。筆者は元々Unixからきているが、言葉は悪いがLinuxは「おたく過ぎる」ので中身が分からないと使いこなせないという感はある。Windowsはともかく知らなくても使える? また「Distroが多すぎる」ということで、時期によってはやりの「Distro」が変わり、現在はUbuntuのようだ。あちこち聞いても調べてもどうしてUbuntuが決定的にそんなに良いのかという答えは返ってこない。2006年のSFでのLinuxWorldでUbuntuのブースでそう聞いたら、ブースの人間がなんでか分からんという回答をして、ひっくりかえったことがある。なんで、FriendsterからMySpaceそして最近Facebookへと人気が移るようなものかと言ったら確実にFlameを受けるだろうけど。

コメントや反論には短いものもあるが、中には結構長いものもある、賛成する意見や中には「何も知らないくせに」とか多くのfanboyからのflameや「Linuxをデスクトップに採用すると、使いこなせる社員が色々なツールを使って社内のサーバー等に不正アクセスをして困るから。」という迷答もあり、なかなか面白かった。上の7つの理由のなかの1つ#5は要はWindowsは既にマシンを買った時点でプリインストールされており、Linuxはインストールが簡単と言われるUbuntuですら結構めんどくさいということのように聞こえる。そうしたら、UbuntuがプリインストールされたDellを使うとか、上のSolid ICEを使えば良いことになるだろう。インストールの手間がないんだから。。。

もし、Linuxがデスクトップで成功しない (==マーケット的に成功しない)ということで、あればデスクトップの仮想化も結局はWindowsか、もしくはMacを支援することになるのかということだろうか。サーバー側での仮想化に関して、データセンターなんかではLinuxは結構がんばっているので、Linuxをサポートすることに意味があるが、デスクトップでは「成功してないLinux」をサポートしても意味がない?XenSourceがMSと提携したのも大部分Windowsをサポートするということだったようで、なんかこう考えてみると、デスクトップ仮想化は一部LinuxMacを支援するけれど、大部分は複数のWindowsのimageをサーバー側で持って、think client方式でそれぞれに提供しますということなんだろうか。なんだか、途端に興味の度合いが下がったような気がする。結局はLinuxのサーバーがデスクトップ仮想化技術を提供して、デスクトップでWindowsを支援しているということか。

蛇足ながら、筆者はUbuntuをインストールしたノートパソコンを持っているが、殆ど使わずもっぱらWindows。理由はWiFiのカードのドラバーをどうしてよいのか分からないこと、IEでしか見れないサイトがあること、そしてMedia Playersでしかアクセスできないものがあること。それと後はたまに使うアプリが必ずしも同じものがLinux上でないことなどである。

米国での仮想化熱?

先週のVMworldへ参加された方からのまた聞きのまた聞きで、ともかくこのコンファレンスへの参加者は皆もう仮想化への期待と熱狂ですごいという話を聞いた。はたして、本当のところはどうなんだろうか。

毎日仮想化の解を提供したり、販売したり、マーケティングをしている訳ではないので、断定はできないが、久々の大きなネタと思う。関連の記事はやたらに発表されるし、仮想化を中心としたサイトがあちこちに立ち上げられている。また、シリコンバレーの夜に開かれる会合でもこの関連の題目や関係者が集まる。で単純にみると仮想化への情熱は滅茶苦茶高いと思う。

もちろん、仮想化の技術や関連会社が全てシリコンバレーにあるとは言わないが、Palo AltoにあるVMwareとXensourceがほんの1ヶ月前に大きなニュースを提供したことは、この情熱と期待に拍車を掛けていることは間違いない。(それに、IntelAMDもこの周辺にある。)2004年にVMwareはEMCに$625M (720億円程度)更に、先月のIPOで$1Bに近い金(1,000億円程度)が入った。一概には言えないが、3年のうちにVMwareの市場価値が飛躍的に上がったことの証明だろう。しかも、VMwareの公開株は全体のわずか10数パーセント。VMwareのCEOとCTOは夫婦なんで、一体ここの家庭ではどれだけの金が流れ込んだのか、また給料も高いだろうし、株も持っているので、私などは想像も出来ない額だろう。別々に申告しているのか、夫婦まとめて申告しているのかとどうでも良い推測。。。

また、Xensourceの買収。VP Marketingの人はXensourceに参加してわずか18ヶ月。$500M (575億円程度)。VCが70-80%取ったとしても$100Mから$150M程度は会社側で、それでも数ミリオン程度は。。。。。なんて考えると。。。。
こういう考えを批判する傾向もあるかもしれないけれど。これがこのシリコンバレーのエネルギーとなっていると思う。そういう私も昔は。。。。。

VMware市場占有率は85%だが、まだ潜在市場のわずか5%(ちとこの数字は怪しいが、小さいことは確か)で、この後、セキュリティ、使い勝手、管理とか、幾らでもネタがある。VMwareやXensourceには成れないが、ニッチでどこかの解の一部にでもなれればと思う会社が出てきても不思議ではない。なにせ、まだVMとVMMとのインターフェースの統一の動きとかLinux側でどのLinuxをベースにアプライアンスを作るのかなんかの疑問はしばらくは解けまい。状況が混沌としていれば、一攫千金を狙う人が群がるのは当然。こうなるああなると予想するアナリストや私のような訳のわからない輩があちこちに書き散らす。。。。それを読んだ人が、また熱狂したり、好感を得たり。。今はまだバブルの様相で、まだこれから期待は高まるだろう。。。どこで、弾けるか。。。これはまだ分からない。。。。

最後にWiMAXなんかに比べて、OSのネタはもっと身近なネタで、そういうところも関係ありかと。また、ここ数年に渡るUtility Computing, Grid ComputingやGreen Technology などの傾向とベクトルがあう、というかこういうものを実装する技術、とみると自然の流れかとも思う。

WiMaxとSprint

最近WiMaxをホローしていなかったので、久しぶりに見てみた。見方にもよるが、殆ど半年前に見ていた状況とあまり変わっていないように見える。支持派と懐疑派との主張は以前と同じで、確かに802.11eの製品が市場に出てくる時期は近づいたが、未だに3Gとのポジショニングははっきりしない。

WiMaxの推進派にはIntel(チップ)やSamsung(機器)やSprint(キャリア)があるけれど、特にSprintが50億ドルをWiMaxに使うという宣言はWiMax派に大きな力を与えている。だけど、ネットで見る限りあまり評判が良くない。色々と意見はあるが、否定派の主張はSprintにはリーダーシップもなければ、ちゃんと小さなプロジェクトすら完遂できないというもので、これが意図的に流されているとは信じがたい。昔SprintがGTEの子会社だったとき、GTE研究所の研究員だった。その時、Sprintのサービスを使ったが、課金が滅茶苦茶で、文句をいったら、かなりの部分がちゃらになったり。。。このためGTEはSprintの課金DBへのサポートをするプロジェクトを立ち上げた。その後GTEを辞めたのでどうなったかは知らない。だが、その時のことを考えると、そうかも知れないなあと思わないでもない。ATTとVersioznに勝てないのでWiMaxに掛けているようだが、ネットの意見では(意図的で騙されているのかなあ?)へたにやるとSprintは屋台骨がゆらぐとか。。。

最近VodafoneWiMax Forumに参加した。Sprintがこけても、Vodafoneがある?ちなみにVodafoneはVerizon Wireless はVerizonとVodafoneとの合弁会社。。。やってくれるのなら、SprintではなくてATTかVerizonにやって欲しいなあと。。。。。

マーケティング」戦略としてのオープンソース

昨日sdforum(www.sdforum.org)のマーケティング・ミーティングSIGの「マーケティング戦略としてのオープンソース」に参加してきた。sdforumにはオープンソースの分科会もあるんだけれど、9月はどういう分けか開催されず、代わりにマーケティングのSIGでオープンソースのネタが議論された。3人ばかりパネルという形で開催されたんだが、正直なところXensourceのVP MarketingのJohn Baraが出るので見に行った。何か面白いことを言うかと思って。

他の2人が気の毒なくらい彼への質問が集中したが、彼の発言で面白いところだけをまとめてみる。

Q: $500Mというのは破格の値段だが?
A: JBossの買収値段は$350Mだったし、$500Mは決して高くない。オープンソースがメインストリームへの進出ということだろう。(ZKコメント: JBossは$350Mのほか、以後の売り上げ等と加味して更に$50M-$70Mの追加があったはず。それを加えると限りなく$500Mに近づく?ところで、JohnはXensourceとの関わりは18ヶ月とか。)

Q: オープンソースとクローズドソースの違いは?
A: 以前はクローズドソースの会社でsales/marketingをやっていたが、数十人の営業マンを雇いリストを買ってcold calling で電話を掛けて、セールスが設立するのは12-18ヶ月だった。Xensourceでオープンソースにして提供すると、何もせずとも営業が成立した。sales/marketingという点では全く違う。

Q: 成功した理由は(これはJohn自身が発表したもの。質問に答えたわけではない。)
A:

1.良く知られた分野でオープンソースを始める。例えばLinuxやDB。仮想化技術は理想的だった。
(ZKコメント:現在のOSSの浸透度はインフラと一部のアプリ(例:SugarCRM)に限られており、Verticalは殆どなし。)
2.既に業界に800ポンドのゴリラがいること。このゴリラと戦うというイメージは受ける。(ZKコメント:Johnの最初の言葉はPalo Alto(PA)のanother virtualizationの会社ですというもの。VMwarePAにある。)
3.他の分野や著名な会社を巻き込む。これにはLinux関連のRHやNovellIntelAMDを指す。更にIBMやHPやその他の会社も開発に関係。
4.EMOEMISMFとは(enemy of enemy is my friendの略)敵であるVMwareの敵はMSということで。。。MSと仲良く。ストレッジではSymantecと結び、VMwareの親会社はEMCでここでバッティング。全てうまく敵味方の関係が決まっている。
5.イノベーション:素早く動くこと。VMwareが一年に一回程度しかリリースしないのにXensourceはrelease early, release oftenでユーザーからの反応が良い。これは他のパネリストも同感。
6.ブランドは大切。去年の4月にVirtual IronがXenのブランドを不法使用とした。これを振り払い以後はXenブランドを死守。

A: Exitはこれだけだったか?
Q: このまま行けば、来年は$20M-$30Mは行っただろう。そうなって来ると、IPOも目の前となる。結局どのExitを取るかはその都度の判断だった。

A: Citrixとの関係は何時から?
Q: 約一年くらい前にCitrixのCEOがシリコンバレーで一時間ばかり、時間を潰す必要があり、共通の知り合いのVCの紹介でCEOがやって来た。1時間が半日になって熱心に仮想化の話を聞いて言った。その後最近になって買収の話がやってきた。

A: これもJohn自らの話で質問ではない。彼自らの発言
Q: 2人のファンダーIan PrattとSimon Crosby全く対称的で、Ianを一言で言うと、Mr. Nice GuyでSimonはもっと積極的なタイプだ。この2人の対称性がうまく機能している。