アメリカからのITニュースの翻訳記事

アメリカのITに特化した出版物の記事の多くは殆ど瞬時に翻訳されて、ウエブで発表される。こちらで、その日に読んだニュースを日本の午後(こちらでは夜)には翻訳されて見ることができる。大部分の重要な記事は殆ど1-2日のうちに翻訳されて、発表される。家内が一時その仕事をしていたので、少しはその業界の話も知っているが。ともかく、翻訳が早い。1時間程度で訳してしまう。記事にはその時点での状況を元にした仮定などがあるので、それなしでしかも、全ての分野の技術的なコンテンツを理解しているわけはないので、時として翻訳としては間違っていないが足らない、何かずれてるという感じを受けることがある。たまに日本で吹き替えのアメリカのTVの番組を見たとき、同時通訳を聞いたときの違和感に繋がるものだ。

ある言語を違う言語に翻訳するということは、非常に困難である。科学や技術の中身の翻訳は比較的問題がなかろう。しかし、IT絡みで比較的フォーマルでない記事の翻訳を読むと何か違和感を感じる。1つには英語と日本語の根本的な違いがあるのかもしれない。良く言われるように、英語は直接的で日本語は間接的だということだ。実際に色々な会合やコンファレンスにでて、スピーカーがどのような雰囲気で話しているか、どのような言葉を使っているかを日本語に訳するとなにやら、フォーマルで礼儀正しく成りすぎて元のニュアンスが消えてしまう。まあ、これは仕方がないのかもしれない。

蛇足:
翻訳・通訳と言えばアメリカの航空会社の飛行機に乗って日本に行く際のアナウンスの翻訳がかなりいい加減なことに気がつく。大体何回も飛んでいれば、飛行時間とか、時差等は分かっているはずであろう。そいいった簡単なことを間違えて訳したり、15と50を聞き間違えたのか、間違えたり初歩的なミスが多すぎる。また翻訳・通訳のためか日本語がおかしいので時々笑ってしまう。まあ、仕方ないのか。。。